近年日本の犬情報
8月16日付の読売新聞に興味深い記事が載っていました。犬を飼う理由が最近変わってきたというものです。

以下読売新聞より抜粋します。

ペットフード工業会(東京)の調査で、犬を飼っている人にその理由を聞いたところ、「防犯のため、番犬として」は

98年には39.3%だったが、2004年は28.7%に下がった。13項目の選択肢の中でみても、3位から6位に転落している。

「動物が好きだから」「かわいいから」といった回答は常に上位にあり、さらに上昇する傾向だ。


番犬から愛玩犬へ、さらにペットは「コンパニオン(=伴侶、仲間)アニマル」と呼ばれるようにもなった。

希望した時に好みの犬を借りられる、レンタルペット業者も登場している。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると

65歳以上の高齢者一人暮らし世帯は04年が373万世帯で86年の128万1000世帯のほぼ3倍になっている。

ペットの役割の変化は、社会の高齢化とも関係があるようだ。 かつて外からの侵入者に対して番をしていた飼い犬たち。

現代では、ペットが仲立ちした人間関係が、高齢化の進む地域での安全・安心を支えてくれる。


シルバーシオン犬舎は50年間人間と心の通じ合える賢い犬を、改良に改良をかさねて創ってきました。

この新聞の抜粋にもあるように、犬が、単に家畜ではなく、私達のパートナーとして、かけがえのない家族として

世間からも受け止められるようになってきました。

まだまだ、ペットお断りの看板なども多いようですが、だんだん日本も欧米なみに成熟した国になってきたように思います。

日本では昔、犬は番犬としての目的のために飼われる時代がありましたが

今は人の心を癒すためのコンパニオン・ドッグとして大切に扱われつつあります。

私のところには、よく、愛犬を亡くされたという方がお見えになり、皆さん、「犬の写真を仏壇に飾り、毎日涙ぐんで暮らしています」

とおっしゃいます。 それでもシルバーシオンで、子犬と触れ合うと、「色々悩みましたがやっと犬を飼う気になりました」と

すっきりした顔でおっしゃいます。

又中には、老齢のためあと何年か先に自分が旅立つのかと思うと、取り残される犬が不憫で、買うのをためらうという方もいます。

そんな方々に私がいつも伝えることは

「あなたの今の、そしてこれからの毎日の人生をいかに大切に明るく楽しく過ごすことが大事」だということです。

亡くなった犬に呪縛され、思い出に涙するより

新しく家族となった子犬を生まれ変わりだと思って生活していってはどうでしょうかと説得します。

迷いに迷って、ようやく踏ん切りをつけ、子犬を家に迎えた方々から、1週間後に私あてにかかってくる電話は

明るいはずんだ声で「もっと早く新しい子と生活を始めるべきだった。

死んでしまった犬を思い、暗い時間を過ごしすぎた」と、後悔と喜びでいっぱいのものです。

新しい犬との出発を心から喜ぶ方々の人生を眺め嬉しく思うと同時に、私の犬を褒めてもらって良かった

これからもみなさんに喜ばれる犬を創ろうと、私の人生の励みにもなっています。